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配賦(はいふ)とは?割賦や按分との違いからメリット・デメリットまで解説
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配賦(はいふ)とは?割賦や按分との違いからメリット・デメリットまで解説

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配賦(はいふ)とは、会社で発生した費用を一定の基準に従って各部門や製品に割り振る考え方のことです。製造業だけでなく、サービス業やIT企業など多くの企業で、正確な原価計算や利益管理を行うために活用されています。

 

しかし「配賦」と似た言葉として「割賦」や「按分」などがあり、それぞれの違いがよく分からないという方も少なくありません。この記事では、配賦の基本的な意味から割賦・按分との違い、導入する目的、メリット・デメリット、具体的な配賦方法まで解説します。企業のコスト管理や原価計算の理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

配賦(はいふ)とは?

配賦(はいふ)とは、会社で発生した費用を一定の基準に基づいて各部門や製品などに割り振る考え方のことです。企業では、人件費や設備費、光熱費などの共通費用が発生しますが、これらは特定の製品や部門だけに直接紐づけることが難しい場合があります。そのため、あらかじめ決めた基準に沿って費用を分けていくことで、どの部門や製品にどれだけのコストがかかっているのかを把握しやすくなります。

 

例えば、工場全体で発生した電気代を、各製造ラインの稼働時間や使用設備の割合に応じて振り分ける方法などがあげられます。このように配賦を行うことで、企業はより実態に近い原価を把握でき、利益管理や価格設定の判断に役立てることが可能になります。また、部門ごとのコスト意識を高めるきっかけにもなるため、経営管理の観点からも重要な考え方とされています。

 

配賦と割賦の違い

 

配賦と割賦(かっぷ)の違いは、費用を「割り振る行為」なのか、「分割して支払う仕組み」なのかという点にあります。配賦は、企業の会計や原価計算の中で、発生した費用を部門や製品に割り当てるための処理を指します。

 

一方で割賦は、商品やサービスの代金を複数回に分けて支払う取引方法を意味します。例えば、企業が共通の管理費を複数の部署に振り分ける場合は配賦の考え方が使われますが、商品を購入した代金を毎月一定額ずつ支払う契約は割賦に該当します。このように、配賦は主に企業内部のコスト管理や原価計算に関わる概念であるのに対し、割賦は支払い方法や販売取引の仕組みに関する言葉です。言葉の響きは似ていますが、用途や意味は大きく異なるため、会計やビジネスの場面では混同しないように理解しておくことが大切です。

 

配賦と按分の違い

 

配賦と按分の違いは、費用を割り振る目的や使われる場面にあります。配賦は、企業の原価計算や管理会計の中で、共通費用を部門や製品などに割り当てるための会計処理を指す言葉です。

 

一方で按分は、ある金額や数量を一定の割合で分けるという意味を持つ、より広い概念として使われます。例えば、事業とプライベートで共用している自動車のガソリン代を、利用割合に応じて経費と私用に分ける場合は按分と表現されることが一般的です。一方で、会社全体の管理費を複数の部門へ振り分ける場合には配賦という言葉が用いられることが多くなります。このように按分は日常的な費用の分け方にも使われる言葉ですが、配賦は主に企業の会計や原価計算の文脈で使われる専門的な用語として位置づけられています。

配賦の目的と理由

配賦の目的と理由として、以下のような点があげられます。

 

  • 正確な原価計算を行うため
  • 部門ごとにかかった負担を確認するため
  • 会社全体の利益やコストを意識させるため

 

ここでは、それぞれの配賦が用いられる目的や理由について詳しく解説します。

 

正確な原価計算を行うため

 

配賦の目的は、製品やサービスごとの正確な原価を把握することです。企業では材料費や直接的な人件費だけでなく、管理部門の人件費や設備の維持費、光熱費など、複数の部門で共通して発生する費用も多く存在します。これらの費用をそのままにしておくと、どの製品やサービスにどれだけのコストがかかっているのかを正しく把握することが難しくなります。

 

そのため、一定の基準に基づいて費用を各部門や製品に振り分ける配賦が必要になります。例えば、工場全体で発生した電気代を機械の稼働時間や生産量に応じて各製品に割り当てることで、より実態に近い原価を算出することができます。このように配賦を行うことで、企業は価格設定や利益管理の判断をより合理的に行えるようになり、経営上の意思決定にも役立てることができます。

 

なお、原価計算についてはこちらの記事も参考にしてください。

 

原価計算とは?計算方法や種類と目的から原価計算の流れまで解説
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部門ごとにかかった負担を確認するため

 

配賦の目的は、各部門がどれだけのコストを負担しているのかを明確にすることです。企業では営業部門、製造部門、管理部門など複数の部署が連携して事業を進めており、そのなかで発生する費用の多くは特定の部署だけに直接結び付けることが難しい場合があります。そこで共通費用を一定の基準に基づいて配賦することで、部門ごとのコスト構造を把握しやすくなります。

 

例えば、本社の管理部門で発生した人件費やシステム利用料を、従業員数や売上規模などの基準に応じて各部門に配賦することで、それぞれの部署が実際にどの程度の費用を負担しているのかを確認できます。配賦を行うことで、部門ごとの採算状況やコストの使い方を客観的に把握でき、経営管理の精度を高めることにつながります。

 

会社全体の利益やコストを意識させるため

 

配賦の目的は、従業員や各部門が会社全体のコストや利益を意識するきっかけをつくることです。企業活動では、売上だけでなくさまざまな共通費用が発生しており、それらが最終的な利益に影響を与えます。しかし共通費用が特定の部門に紐づいていない場合、現場では自分たちの活動がどれだけのコストを生んでいるのかを実感しにくいことがあります。

 

そこで費用を配賦することで、各部門が自分たちの業務とコストの関係を把握しやすくなります。例えば、本社の管理費や設備維持費を売上や人員数などの基準で各部門に配賦すると、それぞれの部署が自分たちの活動が会社全体の収益にどのように影響しているのかを考えるきっかけになります。

配賦のメリット

配賦には主に以下のようなメリットや効果があります。

 

  • 数値に基づいた価格決定が可能になる
  • 不採算事業を早期に発見できる
  • コストのムダを洗い出しやすくなる

 

ここでは、それぞれのメリットや効果について詳しく解説します。

 

数値に基づいた価格決定が可能になる

 

配賦のメリットは、客観的な数値に基づいて価格を決めやすくなることです。企業が製品やサービスの価格を設定する際には、材料費や人件費だけでなく、設備費や管理費などの共通費用も含めた総合的なコストを把握する必要があります。しかし、これらの共通費用を適切に配分していない場合、実際よりも低い原価で判断してしまい、結果として利益が出にくい価格設定になる可能性があります。

 

そこで配賦を行うことで、共通費用を含めた実態に近い原価を算出することができます。例えば、工場全体で発生する光熱費や設備維持費を生産量や稼働時間に応じて製品ごとに割り振ることで、各製品の原価をより正確に把握できるようになります。

 

不採算事業を早期に発見できる

 

配賦のメリットは、利益が出ていない事業や製品を早い段階で把握できることです。企業全体で売上が伸びている場合でも、個別の事業や製品ごとに見ると利益が出ていないケースがあります。共通費用を配賦せずに管理していると、売上や直接費用だけで判断してしまい、実際には採算が合っていない事業に気づきにくくなることがあります。

 

そこで共通費用を含めて原価を計算することで、事業ごとの収益状況をより正確に確認できるようになります。例えば、複数の製品を扱う企業が、管理費や設備費などを生産量や売上高に応じて各製品に配賦すると、それぞれの製品がどの程度利益を生み出しているのかを把握できます。

 

コストのムダを洗い出しやすくなる

 

配賦のメリットは、企業内に存在するコストのムダを見つけやすくなることです。企業では多くの費用が共通費用としてまとめて管理されることがありますが、そのままではどの業務や部門でどの程度のコストが発生しているのかが見えにくくなります。

 

そこで配賦によって費用を部門や製品に振り分けることで、コストの発生状況をより具体的に把握することができます。例えば、社内システムの運用費用を従業員数や利用状況に応じて各部門に配賦すると、どの部署でコストが多くかかっているのかが明確になります。その結果、不要なサービスの利用や過剰なコストが発生している部分を見直すきっかけになります。

配賦のデメリット

配賦には、以下のようなデメリットや注意点があることも意識しなければなりません。

 

  • 配賦基準の設定次第で結果が変わる
  • 計算や管理に手間と時間がかかる
  • 現場の納得感を得にくい場合がある

 

ここでは、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

 

配賦基準の設定次第で結果が変わる

 

配賦のデメリットは、どの基準で費用を振り分けるかによって結果が変わってしまう点です。配賦は共通費用を一定の基準で各部門や製品に割り当てる仕組みですが、その基準の設定方法に絶対的な正解があるわけではありません。そのため、どの指標を採用するかによって、最終的な原価や利益の見え方が変わる可能性があります。

 

例えば、工場の管理費を製品ごとの生産量で配賦する場合と、作業時間を基準にして配賦する場合では、各製品に割り当てられるコストが異なる結果になることがあります。このように配賦基準の選び方によって数値が変化すると、実態を正確に反映しているのか判断が難しくなる場合があります。そのため配賦を行う際には、業務内容や費用の性質を踏まえながら、できるだけ合理的な基準を設定することが重要になります。

 

計算や管理に手間と時間がかかる

 

配賦のデメリットは、計算や管理に一定の手間と時間がかかることです。共通費用を部門や製品に振り分けるためには、配賦基準の設定だけでなく、必要なデータの収集や計算作業を継続的に行う必要があります。企業の規模が大きくなり、部門数や製品数が増えるほど、配賦の作業は複雑になりやすい傾向があります。

 

例えば、複数の製造ラインを持つ工場で設備費や光熱費を稼働時間ごとに配賦する場合、各設備の稼働状況を記録し、それをもとに計算する仕組みを整える必要があります。このような作業には担当者の時間やシステムの整備が求められるため、企業によっては運用の負担が増える可能性があります。そのため配賦を導入する際には、管理の効率性や運用体制も考慮することが大切です。

 

現場の納得感を得にくい場合がある

 

配賦のデメリットは、費用の割り当てに対して現場の納得を得ることが難しい場合がある点です。配賦はあくまで一定の基準に基づいて共通費用を振り分ける仕組みであり、実際の業務内容と完全に一致するとは限りません。そのため、現場の担当者から見ると、自分たちの部門が実際以上にコストを負担しているように感じられることがあります。

 

例えば、本社の管理部門で発生した費用を従業員数に応じて各部門に配賦した場合、業務上そのサービスをあまり利用していない部署でも一定の費用が割り当てられることがあります。このような状況では、配賦の基準や計算方法について理解が得られないと、不公平だと感じられる可能性があります。そのため配賦を運用する際には、基準の考え方を社内で共有し、透明性を確保することが重要になります。

配賦の種類と方法

配賦の種類は、費用をどの単位に割り当てるかによってわけられます。代表的な方法としてあげられるのが「部門別配賦」と「製品別配賦」です。企業では管理費や設備費など、特定の対象に直接紐づけることが難しい費用が多く発生します。そのため、費用の管理単位を部門にするのか、それとも製品にするのかによって配賦の方法が変わります。

 

例えば、管理部門で発生した費用を営業部門や製造部門に振り分けてコスト管理を行う場合は部門別配賦が用いられます。一方で、製造に関わる共通費用を製品ごとに割り当てて原価を算出する場合には製品別配賦が活用されます。このように配賦は、企業の管理目的や事業構造に応じて適切な方法を選択することが重要になります。

 

部門別配賦

 

部門別配賦とは、企業内の部門を単位として共通費用を振り分ける方法です。企業には営業部門や製造部門のように直接利益を生み出す部門のほか、総務や人事などの管理部門も存在します。管理部門で発生した費用は特定の製品や事業に直接結びつけることが難しいため、一定の基準に基づいて各部門へ配賦する必要があります。

 

例えば、総務部で発生した人件費やシステム利用料を従業員数や利用状況などの基準で各部門に割り当てることで、部門ごとのコストを把握できるようになります。部門別配賦には、直接配賦法、階梯式配賦法、相互配賦法といった複数の方法があり、それぞれ計算の手間や精度に違いがあります。計算が比較的シンプルな方法もあれば、実態に近いコストを把握しやすい方法もあるため、企業の管理体制や組織構造に応じて選択することが求められます。

 

直接配賦法

 

直接配賦法とは、間接部門で発生した費用を直接部門へそのまま割り当てる配賦方法です。管理部門などの間接部門同士の費用のやり取りを考慮せず、すべての費用を直接部門へ配分する点が特徴です。例えば、総務部や人事部で発生した費用を、従業員数や売上高などの基準に基づいて営業部門や製造部門に振り分けるといった方法があげられます。

 

直接配賦法のメリットは、計算方法が比較的分かりやすく、運用の負担を抑えながら配賦を行える点にあります。一方で、間接部門同士の支援関係を考慮しないため、実際の業務の流れを十分に反映できない場合があります。例えば、総務部と情報システム部が互いにサービスを提供している場合でも、その関係が計算に反映されないことがあります。そのため、シンプルな管理を重視する企業に向いている方法といえます。

 

階梯式配賦法

 

階梯式(かいていしき)配賦法とは、間接部門の費用を一定の順序に従って段階的に配賦していく方法です。まず優先順位の高い間接部門から費用を配分し、その後に別の部門へと順番に配賦を進めていきます。例えば、情報システム部が全社にサービスを提供している場合には、最初にその費用を他の部門へ配賦し、その後に総務部など別の間接部門の費用を順番に振り分けていく方法が考えられます。

 

階梯式配賦法のメリットは、直接配賦法よりも間接部門同士の関係をある程度考慮できるため、コストの実態に近い数値を把握しやすい点にあります。一方で、一度配賦した費用を再び別の部門へ戻して計算することはできないため、完全に相互関係を反映できるわけではありません。また、配賦の順序を決める必要があるため、計算や管理がやや複雑になる点もデメリットとしてあげられます。

 

なお、売上原価と製造原価の違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

 

売上原価とは?製造原価との違いや計算方法・仕訳方法とよくあるミスを解説
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相互配賦法

 

相互配賦法とは、間接部門同士の費用のやり取りも考慮しながら配賦を行う方法です。まずすべての部門に対して費用を割り当てる一次配賦を行い、その後に間接部門へ配分された費用を直接部門へ再配分する二次配賦を行います。例えば、総務部と情報システム部が互いに業務支援を行っている場合、それぞれの部門が受けているサービス分も含めて費用を配分することで、より実態に近いコストを算出することができます。

 

相互配賦法のメリットは、部門間の関係を幅広く反映できるため、比較的精度の高いコスト管理が可能になる点です。一方で、計算手順が多くなり、配賦の仕組みも複雑になりやすいという課題があります。そのため、組織規模が大きく部門間の関係が多い企業ではおすすめですが、運用体制を整えることが求められます。

 

製品別配賦

 

製品別配賦とは、製造過程で発生した共通費用を最終的に各製品へ割り当てる方法です。製造業では設備費や工場の光熱費など、特定の製品に直接紐づけることが難しい費用が多く発生します。そのため、一定の基準を設けて各製品へ費用を振り分けることで、製品ごとの原価を算出します。例えば、工場の設備維持費を機械の稼働時間や生産数量などの基準に基づいて製品ごとに配賦する方法があげられます。

 

製品別配賦のメリットは、製品ごとの利益状況を把握しやすくなる点にあります。また、部門ごとの細かな配賦を省略できる場合もあり、計算を効率化できるケースもあります。一方で、配賦基準の設定によって製品ごとの原価が変わる可能性があるため、基準の選定には注意が必要です。そのため、製品ごとの採算管理を行う企業に適した方法といえます。

 

なお、製造原価についてはこちらの記事も参考にしてください。

 

製造原価とは?売上原価との違いや計算方法と製造原価報告書について解説
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効率的に配賦をする際の注意点とポイント

効率的に配賦を行うためには、企業の規模や業務内容に合った方法を選び、社内で共通認識を持ちながら運用することが重要です。配賦はコスト管理や原価計算の精度を高める一方で、基準の設定や計算方法によっては運用負担が増える可能性もあります。そのため、制度として導入する際には、目的や運用体制を明確にしたうえで進めることが大切です。ここでは、効率的に配賦を行うために意識しておきたいポイントについて解説します。

 

事業規模を踏まえて導入を検討する

 

配賦を導入する際のポイントは、企業の事業規模や管理体制に合った方法を選ぶことです。配賦には複数の方法があり、精度の高い計算を行うほど管理や計算の手間も増える傾向があります。そのため、すべての企業に複雑な配賦方法が必要になるわけではありません。

 

例えば、部門数や製品数が比較的少ない企業では、シンプルな基準で配賦を行うだけでもコスト管理に役立つ場合があります。一方で、複数の事業や部門が存在し、共通費用が多く発生する企業では、より詳細な配賦方法を採用することで実態に近いコストを把握しやすくなります。このように配賦は、制度として導入すること自体が目的ではなく、企業の規模や管理目的に合わせて無理のない形で運用することが重要になります。

 

社内での合意形成を図る

 

配賦を円滑に運用するためには、社内で配賦の考え方や基準について合意形成を図ることが重要です。配賦は共通費用を一定の基準で各部門に割り振る仕組みであるため、基準の設定によっては特定の部門に多くのコストが割り当てられる場合があります。その結果、現場の担当者が不公平に感じてしまう可能性もあります。

 

例えば、本社の管理費を従業員数の割合で各部門に配賦する場合、実際にはサービスをあまり利用していない部署でも一定の費用を負担することになります。このような状況で十分な説明がないと、配賦の仕組みに対する理解が得られにくくなります。そのため、配賦基準の考え方や目的を社内で共有し、関係部署と認識を合わせながら運用することが大切です。

まとめ

配賦とは、企業で発生した共通費用を一定の基準に基づいて各部門や製品へ割り振り、より実態に近いコストを把握するための仕組みです。原価計算の精度を高めるだけでなく、部門ごとの採算状況を確認したり、価格設定や経営判断の材料として活用したりできる点が特徴です。

 

一方で、配賦基準の設定によって結果が変わる可能性があることや、計算や管理に一定の手間がかかる点には注意が必要です。配賦を効果的に活用するためには、目的を明確にしたうえで合理的な基準を設定し、社内で共通理解を持ちながら運用していくことが大切です。

 

弊社では、経理代行と記帳代行サービスのビズネコを提供しています。日常的な記帳業務だけではなく、会計ソフトの導入支援から財務のコンサルティングまで幅広く対応が可能です。まずは、お気軽にお問い合わせください。

 

配賦に関するよくあるご質問

配賦についてのお問い合わせを多くいただきます。ここでは、配賦に関するよくあるご質問についてまとめて紹介します。

配賦とはどういう意味ですか?

配賦(はいふ)とは、会社で発生した費用を一定の基準に基づいて各部門や製品に割り振ることを指します。企業では、人件費や設備費、光熱費など、特定の部門や製品だけに直接結び付けることが難しい共通費用が発生します。そのため配賦で決めた基準に従って費用を振り分けることで、部門別や製品別のコストを明確にします。

配賦と按分の違いは何ですか?

配賦と按分の違いは、費用の使われる場面にあります。配賦は主に企業の会計や原価計算で使われ、共通費用を部門や製品に割り当てる処理を指します。一方で按分は、金額や数量を一定の割合で分けるという意味です。事業とプライベートの両方で使用している自動車のガソリン代を経費と私用に分ける場合は按分と表現されます。

配賦のメリットは何ですか?

配賦のメリットは、企業のコスト構造をより正確に把握できる点です。共通費用を部門や製品に振り分けると、どの事業や製品にどれだけのコストがかかっているのかを具体的に確認できるようになります。その結果、数値に基づいた価格設定を行いやすくなり、不採算の事業や製品を早い段階で把握することにもつながります。

この記事の監修者

菊池 星

菊池 星

東北大学卒業後に野村證券株式会社入社。資産運用における法人営業成績では同世代で全国1位を獲得し、その後中小企業向けの財務コンサルタントに選抜される。2021年からは、金融・ITコンサルタントとして企業向けに活動を始め、2022年6月から株式会社 full houseをスタートさせる。コンサルティングの経験から、代表取締役として、経理代行・アウトソーシングの「ビズネコ」を事業展開している。